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というより、ふつう低学歴で育ってきた人って「教育にコストをかける」っていう考えかたがあんまりないんですよ。所得の問題もあるかもしんないです。現実的に金かけられないって。でもより重要なのは「学歴なんてあってなんになる。それより手に職をつけろ」ってまず考えるっていうこと。

 これね、親自身がホワイトカラーの世界をあまり知らないからこうなります。つまり「あいつらがなにやってんだか実際のところはわからん」ということ。知的世界へのアクセス方法がないからです。具体的には本な。このへん、数多い例外を見ないで、大雑把な傾向として書いてます。まあ本は読むかもしんない。でも専門用語っぽいの入ってくるとアウトですよ。まあ週刊大衆くらいは読むかもしんないけど、今度はそれを批判的に検証する手段がない。ああいう雑誌ってほら、たいてい政治家は陰謀ばっかやってるし、金持ちは金のことばっか考えてるじゃないですか。金持ちだって人間なんだから、うんこするし、便秘で悩むかもしんないし、あるいは子供のころに誓った崇高な志とかいまでも持ってたりするかもしんないじゃないですか。そういう「あらゆる可能性」を考慮に入れて検証する手段を持ってない。

 そんで、かつては別にそれでもよかったんすよね。ほら「解体屋ゲン」とかあるじゃないですか。ああいう仕事で叩き上げて一人前になるぜーって希望が用意されてた。いま、それがないわけです。希望ない。そんで、そこの子供たちは、希望のない大人を見て育つ。この「勉強できなかった人たちの世界」の閉塞感っていまほんとすごい。小悪魔アゲハなんで売れたか知ってます? あれが、ある種の階層の女の子にとって憧れの「きらびやかな」世界だからですよ。現在自分が置かれた立場から想像しうる「きらびやかな世界」はあそこなんですよ。だからあの雑誌、地方に行けば行くほど売れる。現実と夢の妥協点がそこだったの。職業に貴賎はないのかもしんないけど、そこから先の選択肢が可視範囲に入らないってのはいいこと? 会計士は? 弁護士は? 政治家は? かわいいお嫁さんは? 最初からそれらが自分と「無縁なもの」と切り捨てないと、あるいは切り捨てるもなにも「見えない」くらいに遠くないと、こういう結果にはならんでしょう。

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— 1 year ago